
大河「べらぼう」では、ロシア船が交易を求めて江戸に来航する意向を示しました。同じ頃、光格帝が幕府の反対を押し切って閑院宮典仁(父)に上皇号を贈ると言い張る(※「江戸後期の~」参照)ので、老中首座・松平定信(井上裕貴)は禁裏御料(朝廷への金銭援助)を打ち切ると脅し、帝が断念しても武家伝奏(幕府と朝廷を仲介する公家)を処罰すると言い、松平信明(福山翔大)らが「幕府が公家を処罰?」「朝廷に諮ってから」と諫めても独裁者・定信は聞く耳を持たず、「ロシアが我が国を狙っている非常時であるぞ!」と戦前の軍人みたいな言い草でした。影響は江戸市中の統治にも及び、倹約や統制も厳格化しました。
蔦重(横浜流星)は「婦人相学十躰」に続いて市中の看板娘を描く錦絵を喜多川歌麿(染谷将太)に促し、難波屋(水茶屋)の”きた”(椿)、高島屋(煎餅屋)の”ひさ”(汐見まとい)、吉原の芸者・富本豊ひな(門脇遥香)の錦絵(寛政三美人)が出ると江戸中の男が店に詰めかけ、”きた”の出す茶は4文から100文に上がり、”ひさ”の手渡す煎餅は120文となり、豊ひな目当ての男が吉原の茶屋に殺到しました。この「会いに行けるアイドル」的な現象を「田沼病(経済至上主義)再発」&インフレ要因と見た定信は、錦絵に個人名を入れるなという御触(女郎の源氏名はOK)を出しました。また相学界隈からも「婦人相学十躰」に対してクレームが付き、窮地に立たされた蔦重は吉原の女郎絵(青楼十二時etc.)を歌麿に依頼しましたが、これは吉原からの借金100両と引換でした。
蔦重にとって絵は商品、歌麿にとって絵は我が子も同然の作品という意識のズレは、創作意欲を掻き立てる案思を出してきた西村屋万次郎(中村莟玉)の下で描きたいと歌麿に思わせました。そもそも歌麿が蔦屋専属だったのは蔦重を恋い慕っていたからでもあり、貞(橋本愛)が重三の子を宿したことも歌麿の離反に影響したでしょうか。
さて、須原屋市兵衛(里見浩太朗)が言い残した「死ぬ前に(田沼様の頃のように)華やいだ江戸を見てみてぇ」は蔦屋の「寛政三美人」で不完全ながら達成されました。看板娘の経済効果で連想されるのはAKB的「会いに行けるアイドル」ですが、同じく不況でも「景気の気」を刺激するものに「愛子様売れ」や「佳子様売れ」があります(※「C 35th season」参照)。であれば愛子様の立太子や即位なら、どれほど日本中が湧き返り華やぐでしょうか。
文責:京都のS
6 件のコメント
京都のS
2025年11月6日
枯れ尾花様、※ありがとうございます。重三と歌の義兄弟に対する津与の接し方などにも文中で言及したかったのですが、紙幅が足りませんでした。
私は「べらぼう」劇中では「歌麿=写楽」だと考えています。重三が歌に江戸の美人を描かせている時、「こんな真に迫ってなくていい」と言いましたが、東洲斎写楽は歌舞伎役者を欠点までリアルに描き過ぎたせいで揃いの役者絵が売れなかったのです。歌の絵柄を北尾政演は「在りのまま」と評しましたが、これも欠点も含めたリアルという意味です。だから「歌麿=写楽」と考えます。
「愛子様カレンダー2026」欲しいですね。
枯れ尾花
2025年11月5日
京都のS様、明日のジョージ様、愛子様カレンダー2026はゲットされましたか?
おつよさんがあっけなく亡くなられなんだか拍子抜けしましたけど、べらぼうはいよいよ佳境に入ってきましたかね。蔦重と歌麿の彼の作品に対する意識のずれがとうとう二人の別れのきっかけとなるのですね。ところで歌麿って確か蔦重が命名した雅号でしたっけ?ということは二人が別れた後、歌麿は蔦重ときっぱり縁を切るため彼からもらった名を変えそうですよね?ひょっとして歌麿と東洲斎写楽は同一人物だったりして。(京都のS様もそんな事仰ってませんでしたっけ?)
京都のS
2025年11月5日
忘れてましたが、「1ST KISS・ファーストキス」(松たか子×松村北斗・坂元裕二脚本)や「片思い世界」(広瀬すず×杉咲花×清原果耶・坂元裕二脚本)や「宝島」(妻夫木聡×広瀬すず・大伴啓治監督脚本)も観てましたわ。「1ST」と「片思い」はファンタジー要素が強くて書けませんでしたし、「宝島」は米軍統治下の沖縄を描く硬派なドラマだったのに最終盤にファンタジーをブッ込んできたので興覚めしました。
いずれも当サイト的な色付けは不可能でした。
京都のS
2025年11月5日
ジョージ様、※ありがとうございました。高市には「景気の気」を直感する感性は無いのでしょう。三橋貴明に影響された麻生太郎ばりに「金融政策+財政政策のパッケージで万事OK」としか思っていないはずです。それに人やモノの供給過小から起こるコストプッシュインフレの原因が少子化にあることも解っていません。そこを維新(ネオリベ緊縮グローバリスト)に突かれれば、外国人労働者(実質的移民)の大量受け入れ要求を必ず飲まされるはずです。少子化を解消する最も確かな第一歩は、皇位継承問題における「象徴的な男尊女卑」の解除しか存在しません。高市の「麻生にお任せ」状態が続けば日本国が終わります。
さて、私は今年公開の映画では「#真相をお話しします」「岸部露伴は動かない・懺悔室」「国宝」「フロントライン」「秒速5センチメートル」「おーい、応為」「爆弾」などを観ました(他にも有るかも)が、当サイトでブログに仕立てられたのは以下だけです。
・「『生身の人間』を自由に扱いたいネット民は全個人情報を晒されろ!」( https://aiko-sama.com/archives/54456 ):「#真相をお話しします」
・「稀代の卑劣漢も男系X民も永遠に呪われるべし!」( https://aiko-sama.com/archives/56838 ):「岸部露伴は動かない・懺悔室」
・「ダイヤモンド級のプリンセスをクイーンとして戴くために」( https://aiko-sama.com/archives/57272 ):「フロントライン」
・「愛子天皇と共にあるハッピーエンドこそ全日本国民の願い」( https://aiko-sama.com/archives/62455 ):「秒速5センチメートル」
・「『世界のEmpress Aiko』という天命」( https://aiko-sama.com/archives/62762 ):「おーい、応為」
「国宝」と「爆弾」は無理でした。「国宝」は長くて重厚すぎたので。「爆弾」は佐藤二朗が怖すぎたので。
あしたのジョージ
2025年11月4日
昨日の文化の日にロングラン上映中だった国宝をやっと観てきました。
吉沢亮さんも凄く良かったですが、横浜流星さんも良かったですね~
それはさておき今回のべらぼうも色々とありましたね~
蔦重の耕書堂がやっと身上半減から立ち直ってきてこれからという時にまた松平定信が蔦重の策に規制をかけてきたりお貞さんが妊娠したり歌麿に西村屋がいい話を持ちかけてきたりと色々ありましたね~
歌麿もいよいよ完全に独立かなぁ〜
よしりん先生も愛子さまカレンダーを手に入れて喜んでいるみたいですが、写真集とか色々なグッズを手に入れて喜んでいる人達が沢山いると思います。
これで愛子さまが立太子されるとなったらそりゃもう大騒ぎさぁ~
経済効果も凄いことになると思いますね~
京都のS
2025年11月4日
ふぇい様、掲載ありがとうございました。火曜日11時は「べらぼう」シリーズです(笑)。
・「『べらぼう』が始まった今だから言っておきたい平賀源内異聞」( https://aiko-sama.com/archives/48334 )
・「『光る君へ』と『べらぼう』を繋ぐレイラインと愛子天皇への道」( https://aiko-sama.com/archives/49128 )
・「『血のスペア』という非人道的システム」( https://aiko-sama.com/archives/49347 )
・「『○○売れ』とは『景気の気』」( https://aiko-sama.com/archives/50040 )
・「正しい改革も楽しませながら訴える時代だから」( https://aiko-sama.com/archives/50174 )
・「血統書付きのホシュを今すぐ終焉させよ!」( https://aiko-sama.com/archives/50602 )
・「皇室で飯食ってる奴が皇統断絶推進ってどういう了見だ!?」( https://aiko-sama.com/archives/50851 )
。「愛子様は127代目として即位していただくべきでありんせんか?」( https://aiko-sama.com/archives/51467 )
・「女性皇族を地獄に置き続けたがる人非人こそ地獄へ落ちよ!」( https://aiko-sama.com/archives/51677 )
・「大切なものはパトリオットにしか守れない!」( https://aiko-sama.com/archives/52091 )
・「時代遅れの価値観が時処位に適うこともある」( https://aiko-sama.com/archives/52390 )
・「小さな柵や対立も吹き飛ばすほど大きな風を起こそう!」( https://aiko-sama.com/archives/52504 )
・「弱者権力もルッキズム批判も排し、書で以て世を耕そう!」( https://aiko-sama.com/archives/52814 )
・「皇室という光を消す男系固執派こそ『世間の外』だと知らしめよ!」( https://aiko-sama.com/archives/53108 )
・「ナショナリスト同士なら話は通じるはずだが?」( https://aiko-sama.com/archives/53490 )
・「天才が真相に肉薄した稀代の作品を携えて進もう!」( https://aiko-sama.com/archives/53930 )
・「身近に感じられるからこそ素朴な尊皇心が育まれる」( https://aiko-sama.com/archives/54451 )
・「精神疾患に追い込む凄惨な扱いは今すぐ止めよ!」( https://aiko-sama.com/archives/54725 )
・「巡る因果は恨みより恩!~国民と触れ合った戦後の皇室」( https://aiko-sama.com/archives/55257 )
・「目出てぇ結果を目指してポジティブに動いていこう!」( https://aiko-sama.com/archives/55635 )
・「愛子様の立太子・即位は『そう来たか』ではなく唯一解だ!」( https://aiko-sama.com/archives/56016 )
・「1章と3章の壁をUNBOUNDするのは両者の思いだけ!」( https://aiko-sama.com/archives/56404 )
・「生まれ育ちに関わりなく身分差をUnboundする方法はただ一つ!」( https://aiko-sama.com/archives/56729 )
・「レイシストやミソジニストに国ごと潰される未来を望みますか?」( https://aiko-sama.com/archives/56997 )
・「そのUNBOUNDに国民の総意は出来ている!」( https://aiko-sama.com/archives/57232 )
・「有権者は目利きたるべし!―基準は金や米に非ず」( https://aiko-sama.com/archives/57536 )
・「人として話にならない奴が跋扈する令和の政界」( https://aiko-sama.com/archives/57881 )
・「『志』が伝播する限り希望は消えない!」( https://aiko-sama.com/archives/58519 )
・「状況(時処位)が変われば対応(バランスの取り方)を変えるしかない」( https://aiko-sama.com/archives/58924 )
・「『ついに時が来た!』と言える日まで歩みを止めてはならない」( https://aiko-sama.com/archives/59197 )
・「スペアの恨みを皇室に向ける奴と男尊女卑を尊皇で粉飾する奴」( https://aiko-sama.com/archives/59481 )
・「因習を解除するための世を正す活動に参加すべし!」( https://aiko-sama.com/archives/59811 )
・「『良い顔』で逝けるために今すべきことは?」( https://aiko-sama.com/archives/60249 )
・「世の大方に埋没せず『愛子天皇論3』で以て抗おう!」( https://aiko-sama.com/archives/60656 )
・「『ぬらくら』や『トンチキ』のまま一生を終えて良いのか?」( https://aiko-sama.com/archives/61009 )
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・「江戸後期の偉大な女帝に続くべきは愛子天皇」( https://aiko-sama.com/archives/59792 )
・「『世界のEmpress Aiko』という天命」( https://aiko-sama.com/archives/62762 )
・「『光る君へ』から皇族女子の生き辛さを思う 2nd season」( https://aiko-sama.com/archives/37751 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 6th season」( https://aiko-sama.com/archives/46020 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 11th season」( https://aiko-sama.com/archives/46948 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 15th season」( https://aiko-sama.com/archives/48744 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 17th season」( https://aiko-sama.com/archives/50633 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 18th season」( https://aiko-sama.com/archives/51972 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 22nd season」( https://aiko-sama.com/archives/53796 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 25th season」( https://aiko-sama.com/archives/54670 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 27th season」( https://aiko-sama.com/archives/55913 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 28th season」( https://aiko-sama.com/archives/56530 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 30th season」( https://aiko-sama.com/archives/56733 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 31st season」( https://aiko-sama.com/archives/57062 )
・「ケインジアン双系派がケインジアン男系派を駆逐する! 35th season」( https://aiko-sama.com/archives/58236 )
・「シラケた日本国民を活気づける画期は愛子様の立太子!(C38)」( https://aiko-sama.com/archives/59990 )
・「数百年前に分岐した2家を合流させたがる不自由集団(C41)」( https://aiko-sama.com/archives/61438 )
・「近代史の悲劇は『血のスペア』という非道なシステムが原因では?(C42)」( https://aiko-sama.com/archives/61615 )